神話の法則にみるストーリーテリング

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どうも、novaです。

今回は【神話の法則】という本の内容を例に挙げて、
ストーリーテリングという
ライティングテクニックのお話をしていきます。

これはコピー・ライティングにおいて
非常に重要なテクニックとなります。

ストーリーとは物語調に語るということですが、
ストーリーで語るというものも
なかなか奥が深いものなのです。

面白いストーリーは
コピーライティングの4つの目的である
興味・関心の壁を容易く越えてくれます。

そして人は物語で語られると信じやすくなります。

週刊誌などの内容って、
結構デタラメや誇張が酷いのですが、
それを信じてしまうのも
ストーリー調に語られていたりするためです。

なぜ僕らはこんなにストーリーに馴染んでいるのでしょう?

それは小さい頃から物語を語られ育つからです。

ちなみに僕は「泣いた赤鬼」が大好きでした。

読んでもらうたびに涙ぐんでいました。

絵本が大好きでした。

そんな物語の描き方を体系立てた本が
この【神話の法則】という本になります。

 

神話の法則を読む際の注意点

【神話の法則】という本を読んだこと
ある方もいらっしゃると思います。

この本はストーリーテリング、
つまり物語を作っていくための本です。

コピーライティングを勉強していて、
ストーリーテリングという手法を知り、
この【神話の法則】を手に取る方が多いです。

しかしネットビジネスにおいて利用する場合は、
コピーライティングという視点を
持った上で読み進めないと、読んだ後で、

「ふむふむ・・・でどうすればいいんだ?」

ということになってしまいます。

僕らは作家を目指しているわけではないので当然ですね。

ですからコピーライティングで越えていく4つの壁
  • Not  Open
  • Not  Read
  • Not  Believe
  • Not  Act
をしっかりと意識しながら読んでいくといいでしょう。

ストーリーの基本構成

ストーリーを構成する基本的な構造はいくつかありますが、
神話の法則ではストーリーは三幕構成で成り立っています。

この三幕構成は非常に使い勝手がよく
また様々な物語に応用できるものです。

三幕は大まかに以下のようになります。
  • 第一幕:始まり(セットアップ)
  • 第二幕:中間(展開・葛藤)
  • 第三幕:終わり(解決)
そのままって感じですが(笑)
では各幕ごとに見ていきます。

ここでは分かりやすくするために
かなり物語を限定するような話をしていきますが、
これは元々【神話の法則】が
そういった書き方をしているためでもあります。

コピーライティングのテクニックとして
応用していくためにはここでの話を
あなたなりに抽象化していく作業が必要となります。

これは【神話の法則】においてもそうですが、
ストーリーテリングを学ぶ上で難しいところですね。

第一幕:はじまり

お話の冒頭部分です。

【神話の法則】では【出立・離別】のパートとなります。

冒頭部分では「いつ」「どこで」「誰が」を
明確にしていくことが重要です。

読者をなるべく早い段階で物語の世界に
つれていってあげてください。

コピーライティングでいうところの
興味・関心を得るという段階ですから。

この始まりの段階をさらに細かく5つのパートに
分けて考えていきます。

【神話の法則】の中では

1・日常の世界
2・冒険への誘い
3・冒険への拒絶
4・賢者との出会い
5・第一関門突破

と5つのパートに分かれます。

1・日常の世界

非日常を描くために、
日常世界の見せるパートです。

今後主人公がむかうであろう
見知らぬ世界との
コントラストを表出させることができます。

コピーライティングの視点から見ると
読者の共感を得るためのパートといえます。

2・冒険への誘い

問題の認識の深化のパートです。

何気ない日常とは別の
新しい世界があることを知るパートです。

新しい世界とは
主人公が心の奥底にある
不安や不満の表出とも言えます。

ここで出てくる疑問は
セントラルクエスチョンと呼ばれる
物語全体に対する問題提起となり、

これは最終的なクライマックスで
答えられることとなります。

3・冒険への拒絶

変化への拒否のパート。

人は変化を嫌う生き物です。

新しいことへの興味と
尻込みは誰しもが経験あることだと思います。

それでもここまでくれば、
みんな新しい世界を見たくなりますね。

4・賢者との出会い

変化への思いは募りますが
やはり手強い。

人は変化したいと願いながらも
躊躇して行動できない。

そんな時に強力な先導者が必要になってきます。

メンター(師匠)が。

そして、物語では登場してきますよね。

メンターが(笑)

5・第一関門突破

変化への第一歩のパートです。

変化を起こすための第一歩というのは大人になっても腰が重い。

第一幕でのクライマックスとも言えるパートです。

大きな第一幕から第三幕にむかう
クライマックスまでの流れは
各幕でも小さく行われます。

つまり、
今回の第一幕でのクライマックスは
この第一関門突破となります。

第二幕:展開・葛藤

【神話の法則】では【試練・通過儀礼】のパートとなります。

1・試練、仲間、敵対者
2、最も危険な場所への接近
3、最大の試練
4、報酬

1・試練、仲間、敵対者

最初の変化への調整のパートです。
試練を乗り越えて、
仲間や敵対者と会うパートです。

また新しい世界の紹介のパートでもあります。

あらたな物語を始めるための
第二幕のオープニングとも言える
ワクワクするようなパートがここになります。

2、最も危険な場所への接近

大きな変化への準備のパートです。

ここで気がつくかもしれませんが、
第一幕のクライマックスへの流れと同じように
クライマックスへむかってテンションを上げている
感じと捉えると分かりやすいと思います。

音楽における構成要素である
緊張と解放の流れとも一致しますね。

3、最大の試練

大きな変化への努力のパートです。

ここが第二幕でのクライマックスと言えます。
緊張が高まるパートですね。

主人公が死の淵を垣間見るような瞬間が用意され
死の瀬戸際から生還した時に
僕たちを高揚した気分に
させてくれる。

そんなパートです。

4、報酬

努力の成果のパートです。

多くの主人公が
コミュニティのために
危険を冒すことで
英雄という肩書きを手に入れるように、

最大の試練を乗り越えた結果として
何かを得る。

つまり報酬のパートです。

報酬が得られないという物語でも
良い訳ですが、
前後の文脈も変わってきます。

このあたりを考えていくと
うまく抽象化できていくと思います。

ぜひチャレンジして楽しんでください。

第三幕:解決

【神話の法則】では【帰還】のパートとなります。

この第三幕が全体を通した
三部構成のクライマックスになります。

クライマックスを盛り上げるための工夫は
クライマックスの逆をやるということですね。

クライマックスが敵を倒すであれば、
その逆に倒されそうになるってことです。

クライマックスが恋人と結ばれるなら
破局を迎えそうになるとかですね。

絶体絶命、最大のピンチが冒頭にきて、クライマックス。

この最終的に敵を倒せるのか、
恋人と結ばれるのか?

こういった問いかけを
セントラル・クエスチョンと呼びます。

このセントラル・クエスチョンの答えを提示する場所が
物語のクライマックスということです。

クライマックスとはこのストーリーの
最終的な出来事のことです。

この物語を一言で言うとどんな出来事の物語?

そこがこの物語の最終的な答えとなります。

1・帰路
2・復活
3・宝を持って帰還

1・帰路

変化への再挑戦のパートです。

主人公はまだ日常の世界へと帰っていません。

帰るためにはまだ試練が必要になります。

ここからが、
主人公の内面的な変化、
つまりこの物語で最初に提示された
疑問に関する答えに向かう第三幕のスタートです。

この第三幕は第二幕の最大の危機に直面して
いる最中に第三幕目に入っていることも多いです。

2・復活

大きな変化への最後の努力のパートになります。
ここが三幕でのクライマックスとなり、

この物語の出来事ってなに?

という問いかけの最終的な答えと言えます。

3・宝を持って帰還

問題の最終的な解決後どうなったかを示すパート。

最終的にはどうなるのか。

物語を通して言いたかったことを語るパートとも言えます。

宝とはあなたが読者に伝えたい
テーマそのものとも言えます。

【神話の法則】について解説していきました。

上記の内容を抽象化したり、
逆の文脈でストーリーを紡いでいくことで
コピーライティングに活かす力がついていきます。

また、映画をみて
上記の型が
どのように応用されているのかを
研究することも楽しいと思います。

そして僕自身がストーリーを学ぶ一番の方法と思うのが、
自分自身の出来事をストーリー仕立てで友達や恋人に
話していくってことです。

そこには相手を楽しませよう
という気持ちがありますよね。

コピーライティングとは
人間理解というコミュニケーション力でもあります。

相手を楽しませようという気持ちを持つことで
コピーライティングやストーリーテリングを
自然と楽しみながら身に付けることができます。

上記の話が役に立つか立たないかは、
この道具をもとに相手を楽しませることができるかどうか
にかかっていると思います。

僕らの何気ない日常を
楽しいストーリーで語ることができたら
楽しくないですか?

語られたら嬉しくないですか?

物語を紡いで
楽しみ楽しませていきましょう^^

あなた自身の絵を描く

神話の法則でのストーリーの構築法について見てきました。

これらはストーリーの一つのフォーミュラ(型)といえます。

僕らはネットビジネスにおける
コピーライティングの延長として
ストーリーテリングというものを学び、
そして利用しているわけです。

コピーライティングにも幾つかの
フォーミュラ(型)というものがあります。

また幾つかの人間心理に基づく
原則というものもあります。

でもストーリーテリングにしろ
コピーライティングにしろ、
これら学んだことを全て使う必要はない
ということに注意してください。

これら理論を学ぶ時
僕たちは往々にして頭でっかちになりがちです。

そして人は2つのタイプに分かれます。

1つは理論を否定して、
意味ないものと言い切り、
感覚に戻っていくタイプ。

2つめに理論でがんじがらめになり、
理論武装により批評をし始めるタイプ。

僕は今でも教室で音楽理論も教えているのですが、
やはり音楽においても2つのタイプにわかれ、
今でも音楽理論が必要か必要でないかについて
熱い議論が交わされることがあります。

コピーライティングであれば人間心理の原理原則。

音楽でも理論とは自然現象の解明といえます。

神話の法則において学べるストーリーテリングも
昔からあらゆる地域や時代で語り継がれる
神話というものにフォーカスし、

神話の中に潜むストーリーの
基本原則を表現したものといえます。

これら自然界の原理原則というものを学ぶということは
道具を手に入れるようなものです。

何と何の色を混ぜると
何色になるといったようなものなわけです。

それを知ったからって
絵が描けるようになるわけではありませんよね。

でも人は道具をつかい、
知識を知恵に変え進化してきました。

ぜひあなた自身の絵を描いていって下さい。

ちなみに【神話の法則】を読んだことない人のために
一応紹介しておきますね。

 


神話の法則―ライターズ・ジャーニー (夢を語る技術シリーズ 5)
 

では最後までありがとうございました。

nova

[ 神話の法則にみるストーリーテリング ]コピーライティング2016/08/28 00:03