どうも、n o v a です。


ネットビジネスを始める最初の最初、まずは人を集める場合に、僕はまずは自分が好きなこと、興味あること、また既に出来ていることを何かしらの形で表現しコンテンツ化して提案(オファー)を流していくってことをお勧めしているのですが、

実は最初のその段階で、自分が本当に好きなこと、やりたいことって何なんだろう?
って足を止めてしまう人が、本当に多いんですね。


僕のTGE生の中でも、そこで前に進めなくなってしまう人がいます。


なので今回は、そこをクリアにしていくためのお話をしていきます。


今回は実践的な内容なので、ぜひぜひただ「いい話聞いたなぁ」で終わらせずに
きちんと実践レベルで腑に落としていってくださいね。


自分が本当に好きなことや、やりたいことが見つからない理由

誰だって

「自分が本当に好きなことって何だろ?」とか

「やりたいことって何だろう?」って

一度はそのように考えたことがあると思うのですが、
そのように考える中で、

「これだ!!」

「やった!見つかったよ!!」

ってなる人は本当に少ないと思いますし、
僕はそんな経験はありませんし、
少なくとも僕の周りでそのようにして
好きなこと、やりたいことを見つけた人は皆無です。


でも成功している人って皆そこをしっかりと把握していますよね。


つまり自分のコア・メッセージのようなもの、
未来のビジョンのようなものをしっかりと描いて
それをビジネスを通じて提案しいってる。

松下幸之助然り
スティーブ・ジョブズ然り
イーロン・マスク然り


もっと身近な所でも
このネットビジネス業界で長い間に渡って上手くいっている人たちは
皆口を揃えて、コア・メッセージが大切だ、
自分が好きなことをやるべきだ、と言っていますよね。


つまり、
自分の本当に好きなこと、またやりたいことを
知ること自体が不可能なわけじゃないって事です。


ただ多くの場合にはその方法が違ってるんですね。


多くの人は自分を知らなさすぎるし、
今の自分と未来の自分しかみようとしません。


だから自分が本当にやりたいこととか、本当に好きなことと現実の間で
頭グルグルしっぱなしになるんです。


可能性を探してばかりでは、夢見る夢子ちゃんと変わらないって事です。


だから、今ある現実は過去の積み重ねで出来ていて、
未来は今ある現実の積み重ねだと、頭で理解するだけでなく、

きちん視覚化していってください。


明確に落とし込んできちんとやっていく。


「大切なものは ほしいものの先に来た」

僕の座右の名として、よく引用するこのセリフそのままで、
実際には、こういった小さな行動、
こういったプロセスが欲しい現実を作っていくって事です。


未来ばかり見ているから、過去をみつめなおさずに
未来ばかり見てビジョンを描こうとすると
地に足がつかないふわふわした印象のものになってしまいますからね。


地に足がつかないビジョンとなってしまう理由

自分の未来のビジョンを描こうとした時に
多くの人が地に足がつかないふわふわした印象のものになってしまいがちです。


A「やはりビジョンを持つことって大切ですよね!ちなみに僕のビジョンは世界一のミュージシャンになることです。」

B「ええっと、ミュージシャンはビジョンではなく手段ですが、ミュージシャンになって何をしたいですか?」

A「・・・あ、そうですね、僕は僕だけの独自の音楽で世界を変えていきたいです!!」

B「・・・・はぁ、そ、そうですか。」


何かのトークイベントでも似たようなやりとりがあったとか。。


でも意外と笑い事じゃない人も多いと思いますし、
僕も以前を振り返ると・・・汗。


なぜこんな感じにイタくなってしまうかといえば、
それは3つの原因があります。


1・何かになる
2・自分の成長
3・世の中を変える


この3つでビジョンを構成してしまうと
大体すべりがちなビジョンになってしまいます。


つまりどこか地に足がつかない印象となるということです。

1・何かになる

ミュージシャンとか、画家、起業家、総理大臣とか、
大手の〜業界の社員とか、「〜になる」パターン。


何かになるのは「手段」に過ぎないので、
それになって何をしたいか質問された時に
回答が曖昧になるようでは、地に足がつかない印象を受けますよね。


2・自分の成長

漠然と「成長させたい、成長を実感したい」パターン。
自分を成長させてくれる環境を求める人に多いと言われますが
具体的に何を伸ばしていきたいのか、
成長して何をしたいかが出てくることが大切です。


3・世の中を変える

イノベーション、世界平和、貧困の根絶、格差社会のない世の中、
こういった具体性のない「世界を変える」パターンも
その人が目の前でやっていることとのギャップが大きすぎては成立しにくいです。


目の前の仕事との距離感が大きすぎては
やはり絵に描いた餅のようになってしまいます。


これらって意外と語っているとき、熱くなっている時には
気がつきにくいものですが、時間軸で考えるとわかりやすいです。


これらは全て「未来」目線なんですね。


未来目線オンリーで「やりたいこと」「なりたい自分」
を想像してひねり出そうとしてしまうと
上記のようなことになってしまいがちです。


想像から捻り出した答えですから

「何故それをやりたいのか、何故それになりたいのか」

の根拠が薄く、納得感が少ないので共感も得られず

結果的にふわふわした印象を持たれて
場合によっては「イタいキャラ」となってしまうこともあります。


じゃあ、どうすればいいのか。


それについてお話ししていきます。


あなたの歴史の中に、あなたの未来の秘密が横たわっている

先ほど、未来目線というお話をしましたが、
自分を客観的に知るためには、時間軸を逆にしてみるといいです。


だって、未来目線でダメなんだったら、
それなら過去目線にしたらどうかってなりますよね。笑


でも誰だって過去を振り返り「自己分析」というものは
やっていることと思います。


でも、


でもですよ、その分析の仕方、
振り返り方に注目することが大切です。


上手くいかない人の特徴としては、
実績を振り返ってみたり、自分が成し遂げたこと、頑張ったことを整理して
自分の思考と長所を探そうとします。


そして先ほどお伝えした通り
未来だけを見て想像して捻り出した、なりたい自分を語る傾向があります。


未来のビジョンを上手に語る人、
つまり自分のなりたい姿、やりたいことを明確に把握できる人は
過去の出来事に対して意味づけをします。


過去の経験から自分が大事にするようになった思いや価値観を探そうとします。


成し遂げた実績ではなく、過去の経験から自分が大事にしている価値観を探り
そこから、過去に基づいた地に足のついた自分の未来像〜ビジョンを見つけようとするので
ふわふわしたものではなく、納得感があり共感されるものとなるんですね。


さらに伝え方ということを考えていくと、
この過去にさかのぼるということで
実体験に基づく物語で自分の価値観を分かりやすく語る
ということが可能になります。


次に自分が本当にやりたいこと、
つまりビジョンを上手に伝えるための構成について見ていきます。


ビジョンの構成化

僕も気をつけないといけない部分なのですが、
他人に伝えるという視点で考えると「わかりやすさ」って本当に大切。


「わかりにくいもの」では、どんなに素晴らしいビジョンを語っていたとしても
わかってもらえない可能性は高くなります。


「わかる人を選んでしまう」ということになってしまいます。


なので「わかりやすく」していきたいのですが、
そのためには「物語(ストーリー)」を使っていきます。


例えば、あなたが現在大切にしている価値観があるとして、
その価値観を大事にするようになった、そもそものきっかけや出来事を
持ちネタのようにいつでも話せる2−3分間のショートストーリーにしていきます。


人にとって思いや価値観を理解し共感するのに最も有効なテンプレートが
物語といわれていますし、

人はなりたい自分のような目標設定より思いや価値観といった意味に共感するときに
よりモチベーションが上がるとも言われていますから


あなたの過去の出来事を物語として、
そしてあなたが現在大切にしている価値観を伝えていくことで
地に足がついた印象とともに、納得され共感されるような
ビジョンを語ることができるということです。


今やっていることを整理すれば、
未来のビジョンを描くために、自分が本当に好きなこと、本当にやりたいことを
未来目線ではなく、あなた自身の過去のリソースから見つけていくということです。


現在のあなたは、あなた自身の過去によって形成されているのですから
今のあなたの価値観が生まれた背景は、あなた自身の過去にあるわけです。


そして、そうやって過去のリソースから見つけていくことで、
そこには自ずとあなた自身の物語があるわけですから、
その物語とともに語ることで

「わかりやすく」人に伝えることができる、ということです。


この一連の作業の中で理解してくる
自分が本当に好きなこと、本当にやりたいこととは
言い換えれば、あなたの「ミッション」
すなわち人生における「使命」を探し出すことと一緒なんですね。


それは、コア・メッセージを生み出します。


ミッションだとか、コアメッセージだとか、ビジョンという言葉を使うと
なんだか難しい感じがしますが、何てことないんです。


平たく言えば、
「あなたが本当に好きなこと、本当にやりたいこと」と同義語です。


全部同じ作業なんですね。


では、そういった「あなたが本当に好きなこと、本当にやりたいこと」を見出すためにも
まずはあなたの価値観がどこから来ているのかを探っていきましょう。


価値観を見出すためのワークアウト

ペンとノートを用意して、そしてリラックスして取り組んで見てください。


ペンを手に取ったら、目の前のノートにあなたの現在の価値観は
あなたのどんな過去の物語が背景となっているのかを
探っていくために、自分の生い立ちを考えて書き出していってください。


ここではとにかくブレインダンプして
思いつくままに沢山の書き出して生きます。


子供の時にした辛い経験
父親や母親とはどんな葛藤があったか
今までどんな苦労をしてきたのか
その苦労にはどんな意味があったのか?
自分の命があと半年だとしたら今何をするか


でも、こういったものは当然生きていれば
様々な経験と共に変わってくるものですから、

自分の気持ちに素直に、
考えずに感じるままに書いてみてください。


書き出したら、以下のことでまとめていくと
ショートストーリーとして構成しやすいです。


1・子供のころから振り返る
家族の思い出や、子供の頃の原体験はビジョンを描き
誰かに伝える際の元ネタにしやすい。


2・ほろ苦い経験
悲しいできごと、ほろ苦い体験は価値観に気づく大きな機会となり、
またビジョンを伝える相手の共感も得やすいです。


3・別々の体験を紐づける
点と点をつなげるということです。

別々の体験に共通点を見つけたり、つながりを見つけることで
一見関係ない事柄が実は同じことだったことに気がつきます。

これは好きなこともそうです。


一見好きなことが沢山ありすぎて、節操がないように見えたとしても
過去の体験から導き出した価値観と照らし合わせて、俯瞰して考えることで
実は一見バラバラだった興味に一貫性というものを見出せるものです。


しかもその価値観が生まれる背景までも
きちんと、あなたの物語(ストーリー)として語ることもできる。


ここまで自分のことを知っていれば
色々なことがスッキリすると思いませんか?


あなたの記憶に眠る宝物は、未来にとっての資産となる

どんな自己啓発本を読んでも、占いに頼ってもダメな理由はここにあります。
前世の記憶に頼る前に、現世の記憶を掘り下げていきましょう。


現世の記憶だけでも沢山忘れていることってあると思います。
その後に腑に落としたり、さらに深掘りするために前世の記憶とか占星術とかを
先人の知恵として活用していくことはいいと思いますが、


まずは自分で、自分の過去を向き合うことに時間と労力を割いて、
そしてそれをきちんと分析していく。


新しいビジネスに手を出す前に、
まずは今目の前にあるビジネスと向き合って、それを分析していく。


今のビジネスが上手くいかないのであれば、
なぜ上手くいかないのか、自分の過去の物語から探ってみる。


未来ばかり見て一喜一憂していては
現実は何も変わりません。


過去から目をそらさずに、終わったこととして処理せずに
あなたの過去がどのようなものであったとしても、

今のあなたはその過去によって形成されています。


そこにはあなたの価値観が生まれる背景となる物語があります。


その物語の主人公はもちろんあなた自身ですから、
その物語をきちんと読み解いてみてください。


それが現在のあなたの物語であり、そして未来の物語を紡いでいく、
つまりそこではじめて未来へのビジョンがわかるということになります。


これは誰も助けてはくれませんし、あなた自身が動いて行動するしかないんですね。


だってあなたの物語(ストーリー)なのですから。


あなたの過去を遡って、今を知り、未来を予測するために
神田昌典さんと来夢さんの提唱する「春夏秋冬理論」というものもあります。

実践!春夏秋冬理論【冬】「繰り返される12年のサイクルで人生が変わる」


いずれにしても変わらないのは、
自分の未来というものは、自分の過去から現在の自分に至る物語を読み解くことで
ある程度予測ができるということです。


昔の日記を読み返してみると、気づくことって沢山あると思います。


ぜひ、あなた自身のこれまでの物語を振り返って
嫌なこととか、良かったこととかがどのように影響しているのか。


海底に眠る宝物のように、あなたの過去の記憶に眠る宝物は
あなたの未来にとっての資産となります。