どうも、n o v a です。
「ユーザーレポート」が、「Webサイトに来てくれた人」を中心に解析するレポートだとすると、今回ご説明する「行動レポート」は「Webサイトに来てくれた人が、Webサイトの中でどんな行動をしたか」を中心に解析するレポートです。
目次
行動レポート
「ユーザーレポート」と同様に「行動レポート」にも沢山の項目が用意されていてこれまた全てを覚えようとすると大変なので
ここでは2つだけ覚えてください。
1・平均ページ滞在時間(各ページに滞在した平均時間)
2・直帰率(1ページだけ見て帰った人の割合)
平均ページ滞在時間
「ユーザーレポート」にある「平均セッション時間」とはアクセスした人が来てから帰るまでの平均時間でしたが、
「平均ページ滞在時間」は、Webサイトに来た人が、
Webサイト内にある各ページ(固定ページや投稿記事)に滞在していた時間の平均です。
「平均セッション時間」=来てから帰るまでの平均時間
「平均ページ滞在時間」=各ページに滞在していた平均時間
「平均ページ滞在時間」の方が「平均セッション時間」よりも
ずっと細かく、「どのページが興味を持ってじっくり見られているか」
ということまでチェックすることができます。
また、「1ページ開きっぱなし」などで、
いたずらに平均時間が長くならないように
「Webサイトの中でページ間を動いている人」だけを集計して
「長時間何もしていない人」は集計から外すような仕組みになっています。
「平均ページ滞在時間」も長ければ長いほど「良い」です。
直帰率
「直帰率」は、Webサイトに来た人の中で、どこか「1ページだけ」を見て、そのまま帰ってしまった人の割合です。
この割合が高くなれば高くなるほど、お店には来たけれども
チラッと見て帰ってしまった人が多い、ということになります。
もちろん「直帰率」は低ければ低いほど「良い」ということになります。
ただし、「どのくらいの数値なら良いの?」といえば
これは、あなたのサイトの状況によって異なって来ます。
「絶対的な数値」にこだわるというよりも
日々の「変化」を見ていくことが大切です。
先週と今週ではどんな変化があったか?
先月と今月ではどんな変化があったか?
そのように、レポートは数値自体よりも
毎日の変化を見ていくことが大事です。
まだまだコンテンツが少ない状態ですと、
訪れた人も積極的な行動ができなかったりします。
たとえ「直帰率」が低くかったとしても今はあまり気にせずに、
「圧倒的な質と量の伴ったコンテンツ」の作成を心がけていきましょう。
行動レポートを確認する
行動レポートは、ユーザーがあなたのWebサイトの「どのページ」にアクセスしたか、つまりコンテンツ毎に関連した様々な情報を見ることができます。
さっそく「行動レポート」内の詳細レポートを見ていきましょう。
「全てのページ」
「サイトコンテンツ」→「全てのページ」
ここでは「どのページが、どのくらいアクセスされたのか」を見ることができます。
「PV」や「平均ページ滞在時間」などをチェックしておきます。
せっかく作成したコンテンツなのに、
それこそチラ見で帰られていたら哀しいですからね。
「ディレクトリ」
「サイトコンテンツ」→「ディレクトリ」
先ほどの「すべてのページ」の情報を
「ディレクトリ単位」にまとめたレポートです。
WordPressで考えると、どの「カテゴリー」が
よく読まれているのかがわかるというわけです。
ページランキング(詳細)に対する
カテゴリー別ランキング(詳細)のように考えると
わかりやすいかもしれませんね。
「ランディングページ」
「サイトコンテンツ」→「ランディングページ」
「ランディングページ」とは、このWebサイトの中で
「一番最初にアクセスされたページ」のことを言います。
ここに並んでいるページが読者を引っ張って来ますので
あなたのサイトのコンテンツの「ウケる傾向」をしっかりとチェックできます。
「離脱ページ」
「サイトコンテンツ」→「離脱ページ」
一番最初にアクセスされるページがあるのであれば、
やはり一番最後にアクセスされるページもあります。
それが「離脱ページ」です。
やたらと離脱されるページには何かがあるのかもしれません。
そういう見方で「離脱ページ」をチェックします。
「行動フロー」
「行動フロー」
行動レポートにはこういったフローチャート形式の
「行動フロー」も用意されています。
先ほどの「ランディングページ」から「離脱ページ」までの
流れがフロー形式で表現されています。
ユーザーがどう流れていったのかを追いかけることができて、
見るだけでも面白いレポートになっていますので、
こちらもチェックしておきましょう。
では、今回は3つのレポートのうちの
2つ目「行動レポート」についてでした。
次回は最後の「集客レポート」に
ついて見ていきますので次回お楽しみに。
Google Analytics の解析レポート入門3「集客を解く」