どうも、novaです。
ここではミュージシャンとしてビジネス的に成功する方法というお話しをしていきますが、ミュージシャンのみならず、画家やイラストレーターなどを目指している方にとっても役にたつと思います。
グルーブがどうとかリズムがどうとか、そういった専門的な音楽といった話ではなくて、あくまでもフリーの専門家として如何に稼いでいくかという、ビジネスの観点からお話しをしていきます。
成功の定義を考える
成功って何かについて考え始めると哲学的になり過ぎてしまいますので、ここではサクッといってみます。
「成功」とは、読んで字の如くですが、「功を成す」ということですね。
では一体「功」とは何でしょう。
辞書を紐解くと、
1.すぐれた働き。りっぱな仕事。てがら。
2.経験や努力の積み重ねで出てくる効果。ききめ。功用。引用元:大辞林 功
とあります。
1の場合は、「てがら」という言葉からも感じ取れるように誰かからの評価といった意味を含みます。
「りっぱな仕事」にしても、「すぐれた働き」にしても、「りっぱ」、「すぐれた」という自分の外からの評価という意味が含まれています。
つまりは外的要因を必要とする意味が1番目の意味です。
比較して、功の2番目の意味は
経験や努力の積み重ねで出てくる効果。ききめ。功用。
とあることからもわかるように、この意味においては外的要因を必要としません。
効果というものは、自分で感じるかどうかだからです。
他人が「効果」を感じ取って評価してくれる場合もりますが、その場合は「その人からの評価」という文脈となり、1番目の意味となりますね。
まとめると、成功とは2つの意味があって
1つは外からの評価としての成功
1つは自分の内で何らかの効果やを感じ取ったときの成功
1つは自分の内で何らかの効果やを感じ取ったときの成功
ということですね。
わりとフワッとした感じに使われる「成功」ですが、ここではこの2つの意味を持つという事を意識しておいてください。
もう一つ、
成功というとなにやら最終的な結果を指して、
成功した、成功できなかった、などと言われますが、成功とはプロセスなんですね。
小さな成功、失敗が沢山あるようなものですね。
これも以前詳しくお話ししましたが、成功とは何らかしらのアタリ(予想)があり、そのアタリに対して成功した、失敗したという言葉を使います。
その予想の精度を上げることは成功の確率を上げることに繋がりますし、そもそも予想レベルに落とし込めていないものに成功も失敗もありません。
例えば月収100万円稼ぐという目標を立てて、それで実際に月収100万稼いだら成功と言えるでしょうが、その月収100万をどのようにして稼ぐのか予想レベルまで落とし込めていなければ、成功も失敗もありませんよね。
それは単なる願望です。
願望は達成できたかどうかであって、成功や失敗とはきちんと分けて捉えておくことが必要です。
こんな話をしていると、なんだか細かいし面倒くさい話するなぁって思われたりしますが、一つ一つの行動や思考を丁寧に行うということは、人生を丁寧に生きることに繋がると思うんですね。
あたかも絡み合った糸を解きほぐすかのような感じでしょうか。
あれって性格がめっちゃ出ますけどね。笑
ちなみに僕はハマり出すとそればっかりになりますが、一度興味が切れちゃうとダメですね〜。
一応ここからは、それらを成功の定義としてお話しを進めていきますね。
ミュージシャンとしての成功
ではミュージシャンとしての成功について考えていきます。成功とは
1つは外からの評価としての成功
1つは自分の内で何らかの効果やを感じ取ったときの成功
1つは自分の内で何らかの効果やを感じ取ったときの成功
でしたね。
ミュージシャンとしての成功を外からの評価として考えてみたときはどうなるでしょうか。
一般的にミュージシャンとしての成功といった場合は、この外からの評価としての成功を意味することが多いです。
つまり事務所に所属したり、CDデビューを果たしたり、インストラクター、教室業をやったり、音楽活動やだけで生活できているかどうかがこの成功の意味における一般的な判断基準となりますよね。
人によっては、インストラクターや教室業で生活している人たちのイメージよりも、ライブをやったりCD出したりというエンターテイナー=ミュージシャンというイメージが強いかもしれません。
これらはわかりやすい成功の形と言えますが、いずれにしても一般的に成功の条件として挙げられるのは「それだけで食っているかどうか」ですよね。
つまりそれでお金を稼げているのかどうか。
であれば、お金を「目的」として設定しなければいけません。
お金を目的とするからこそ、そのお金をいただけたときに「成功」となるわけですね。
それを決めるのは誰でしょうか?
それはあなた自身ということになります。
あなたの「目的」が「お金」であれば、お金をいただくことができたら「成功」、喜んでもらえてもお金にならなかったら「失敗」となります。
仮にあなたの「目的」が「感動させたい、喜んでもらいたい」であれば、対価として「お金」をいただかなかったとしても、目の前の人が本当に満足して感動して、喜んでもらうことで「成功」となるということです。
以外とここを分けて考えれていない人が多いのですが、仕事とするとはそういうことです。
もちろん「目的」としての「お金」をいただくためには満足度を高めることは大事です。
でもいくら満足度を高めても、「お金」に繋がらなければ「失敗」となります。
それを分かつものは唯一、目的をどこに設定しているかです。
プロの人たちは、インタビューなどでは綺麗な言葉を言いますが、皆自営業の方々と同じようなビジネス的な匂いを持っているものです。
これはフリーで活動している人であれば当たり前のことです。
好きなことを勝手にやって、それでお給料もらってっていう世界ではないのですから。
ミュージシャンという肩書きで、成功体験を積み重ねて、実績を積み上げていってビジネスの世界の住人としてやっていくということです。
芸術家としての生き方を目指すのであれば、
目的をお金ではなく、自分の芸術家としての在り方に持って行ったり、
自己実現100%のように持っていくことで、成功することができます。
それがもう一つの成功における意味です。
つまり自分の内で何らかの効果やを感じ取ったときの成功です
お金にならずとも、自己の芸術性を追求するだけで
ある種「成功」と言えるからです。
これには他者の評価も必要ありません。
飽くなき芸術への探究心のみで十分です。
でも多くの人はどこかで一般的な生活スタイルをも望んでいるので、やはり芸術家として生きるのはそれはそれとして難しいものです。
より内面的な問題としての、内なる自分の能力や精神力、思考、哲学などすべてを高めていって、そこに何らかの効果、つまり成長を感じ取ったときに、ひとつの成功と言えます。
ただしこのスタイルで追求して生きるにしても、霞を食べて生きれるわけではないので、よほどラッキーでない限りはどこかで「お金」を稼ぐことが必要となります。
自己の探求にも「お金」は必要だからです。
マーケットインとプロダクトアウト
マーケティング用語でマーケットインとプロダクトアウトという言葉があります。マーケットイン=市場を調査し、市場の声を汲み上げ、市場が求めている作り出すこと
プロダクトアウト=市場のニーズを汲み取ることよりもマーケターの感性を重視しその感性を反映させて商品や企画を生み出していくこと
プロダクトアウト=市場のニーズを汲み取ることよりもマーケターの感性を重視しその感性を反映させて商品や企画を生み出していくこと
いわゆる「売れ線狙い」などという言葉があったりしますが、これなどはマーケットインの発想といえます。
多くの方が思い描くミュージシャン像はプロダクトアウトの発想をしているアーティストのイメージでしょう。
マーケットインは大衆性、プロダクトアウトは専門性にそれぞれ特化しているとも言えます。
マーケットインとプロダクトアウトについての詳しい話は、マーケティングについての項でお話していますのでそちらでも勉強しておいてください。
プロのアーティストを目指すためにはこれらの視点は非常に重要になってきます。
ビジネス的に成功するために
ビジネスで成功するということはもちろんお金を稼ぐということが欠かせないわけですが、そこで意識して欲しいことは、商品は何なのか?ということです。ビジネスなので、何かしらの商品を販売してその対価としてのお金をいただくわけです。
ミュージシャンであれば、あなたの音楽がその商品かもしれませんし、もっとエンターテイナーとしてであればあなた自身が商品となるかもしれません。
何れにしても、商品そのものの質がいくら良くても、それを販売するための魅せ方が悪ければ商品は売れません。
これはアーティストを志す人にとても足りない視点で、特にも芸術家として専門性が強すぎる傾向にある人は、音楽そのものや自分の能力を鍛えることには一所懸命なのですが、いかにそれを魅せていくかということに無頓着すぎるのです。
かくいう僕自身もそういうタイプなので、気持ちは非常によくわかるのですが、販売するために必要なのは商品の質ではなく魅せ方です。
これは誤解を恐れずにハッキリ言いますが、
商品の質よりも、魅せ方の質が高ければ商品は売れます。
もちろん商品の質が悪ければ、詐欺的に思われ、お客さんはすぐに離れて行ってしまいますので、商品の質は大切なのですが、いかに優れた商品だろうと魅せ方が悪ければ売れません。
売れないということはお金にならないということです。
ちょっと前に、一流のヴァイオリニストが朝の通勤時間にストリートミュージシャンのふりをして演奏するという実験が海外で行われましたが、足を止める人は全くいませんでした。
世界的なヴァイオリニストがすぐ側で演奏しているのにもかかわらずです。
そしてその夜の彼のコンサートには、高いチケットを購入してまでも彼の演奏を聴くために大勢の人が集まったのです。
音楽における商品の質も大切ですが、ビジネスに直結させて、ミュージシャンとして食っていきたいのであれば必要なことは演奏の質以上に魅せ方だということは心に留めておく必要があります。
でもそれが外に出てしまったら、ミュージシャンとしてのブランド力が下がってきてしまいますから、その大衆性と専門性のバランスが必要ということです。
小室哲哉さんなどは、このマーケットインでガッツリと展開した人ですし、モーニング娘やAKB、スマップなどもそうです。
もっとニッチなロック系のアーティスでもやっぱり上手にやっているので、好きなアーティストがそのあたりをどのように展開しているのか、していないのかを見て勉強するといいと思います。
さらに・・・
今回はミュージシャンとしてビジネス的に成功する方法としてお話ししていこうと考えていたのですが、ガッツリとやろうとしたら、1つのセミナーになるくらいの分量になってしまいました。ちょっと全てを一気に書き綴ってもどれほどの人が興味持ってくれるのかもわからないので、ここで一旦締めてまた後日お話ししていこうと思います。
一応、書きたかった内容を綴っておきますので、勘のいい人はこれだけでもかなり参考になるのではないかと思います。
価値の提供
価値とは何か
参入市場はどこか
商品は何かを考える
お客さんは何を求めているのか
肩書きを作る
実績を積み上げる意識
メッセージを伝える
良いビジネスは最高のアート
価値とは何か
参入市場はどこか
商品は何かを考える
お客さんは何を求めているのか
肩書きを作る
実績を積み上げる意識
メッセージを伝える
良いビジネスは最高のアート
ちょっと、しり切れとんぼみたいになってしまいましたが、僕自身の思い入れもあるテーマなので、反応があるようでしたら、上記の詳細など含めいずれしっかりとPDFとかにまとめてお配りするかもしれません。
今すぐに教えて欲しいっ!という方は直接ご連絡いただければ、もちろんお答えしていきます。
今回の話をきちんと腑に落としていただくだけでも、音楽との接し方などに変化が起こると思いますので、色々と考察してみてください。
では最後までありがとうございました。
n o v a