img_6877どうもnovaです。

今日は、せっかくお金を払ったのにとか、元を取らなきゃという意識について、2つの観点からお話をしていきたいと思います。


多くの人が、元をとらなきゃという意識を持っていますが、この意識については2つの考え方があります。

・サンクコストとしての考え方
・価値を決めるのは自分自身という考え方

これからこれらについて説明していきます。


サンクコストとしての考え方


一つはサンクコストとしての考え方ですね。


サンクコストとは埋没費用と訳されますが、人によっては解りにくいようですが、株で言うところの「損切り」の考え方と比較すると解りやすいかもしれません。


Wikipediaを調べると映画のチケットを例に挙げて説明してあります。


あなたは映画のチケットを1800円で購入して映画館に入り、映画を見たとします。


しかし見るに耐えないような退屈な時間が過ぎていくとしますと、そのとき映画を見続けるか、映画館を出るか、の2つの選択肢が発生します。


株で言えば、買った株が下がっている状態ですね。これ以上待っても下がっっていく可能性が高いと判断すれば、早めに売ってしまった方がダメージは少なくなりますよね。でも人によっては、損をしたくない、元を取り戻したいという気持ちから売るのを躊躇してしまうわけです。


映画の話に戻すと、チケットの元を取りたくて映画を見続けてしまうわけですけど、もしかしたら120分つまらない思いをするかもしれない。


それであれば10分でさっさと切り上げて別のことに時間を使った方が経済的には合理的な考え方と言える、ということです。


もう一つの例としまして、チケットを紛失したときにもう一度映画を観るかどうかという説明があります。


これも先に払ったチケット、つまり紛失したチケット代1800円を込みで考えてしまうと、まるで3600円、チケット2枚分払ってまでその映画を見る価値があるかどうか、と考えてしまいがちです。


が、もともとその映画に対して1800円以上の価値を感じているのですから、紛失したチケット代1800円は切り捨てて、1800円払って映画を見る、というのが経済的には合理的な考え方と言えます。


こういう、何らかの行為によって取り戻すことができないような投下資金のこと、さらには資金だけではなく、投下労力のことをサンクコストと言います。


価値を決めるのは自分自身


つぎに価値を決めるのは自分自身ということについてご説明していきます。


日本食のビュッフェをやっている、お気に入りのお店があるのですけど、そこに入ると、大抵は女性同士や家族づれなどでいつも賑わっているんですね。


で、そこで多く耳にする言葉があります。


「元を取らないとね」

「元は取ったよね」


こういった言葉、あなたもどこかで聞いたことがあると思いますが、僕はこの言葉を聞くたびに、


「ああ。なんて勿体無い」と思ってしまいます。


どう言うことかと言いますと、これは価値というものは自分が決めれるということです。


例えばそのビュッフェですと、ランチだと1人1600円ほどで食事をすることが可能なのですが、例えば1600円でご飯を1杯と味噌汁1杯しか食さなければ、


人によっては勿体無い、1600円も払っているのにもっと食べないと元が取れないでしょ。


とか言うわけですけれど、場合によっては、1600円の価値を持たせている、と考えることも出来るわけです。


価値とはその人の頭の中に存在するからです。


自分がそこに価値を感じるかどうか、ということですから、元を取ろう取ろうと思って多く食べれば食べるほど、1品1品の価値はどんどんと薄くなっていくとも言えます。


1600円という価値を品数で割っているようなものと考えることもできるということです。


またサンクコストとして考えることもできます。


1600円というものは、体験価値として支払った金額として、そのビュッフェを体験していることそのものに1600円を支払っているという考え方です。


つまり1600円はすでに埋没費用として考えれば、元を取るという発想自体が無くてすむわけですね。


こういうのはどんな風にでも考えることはできるのですけど、僕自身としては、あまり元を取るとか、そういった考え方は好きではないので、上記のような考え方をしてビュッフェを楽しんでいます。


一般的な食べ放題でも同じですね。


あなたがもし少食で、なんかいつも損をしてしまって、食べ放題とかあまり好きじゃないんだけど、付き合いでしょうがないんだよね・・・とかいう際などは、参考にしてみてください。


割と気持ちよく過ごすことができ出来ると思います。


ぜひお試しください^^


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