どうも、novaです。
今回はちょっと学術的な匂いのするタイトルですが、損益分岐点のお話をしていきます。
ちょっと響きだけで興味を持てないかもしれませんが、ビジネスの世界でよく耳にする言葉ですので、一応言葉の意味を知っておきましょう。
ということであまり気負わずにコーヒーでも飲みながら、さらっと流して聴いてください。
ではよろしくお願いします。
損益分岐点とは?
もともとミクロ経済学の用語です。雑学のようなものと思っておいてもいいです。
ミクロ経済学の初歩の初歩として出てくる「損益分岐点」や「操業停止点」という言葉は
意外と耳にする用語なので、教養として抑えておきましょう。
まず「損益分岐点」とは利益が0の状態です。
プラス・マイナス0の状態を損益分岐点といいます。
ということは、当然ですが、
損益分岐点を上回る=黒字
損益分岐点を下回る=赤字
ということになります。
費用とは?
費用とはコストのことです。コスト削減!などは誰しもが耳にしたことがありますね。
そのコストとは費用のことです。
そして「費用」とは「可変費用(AC)」に「固定費用」を足したものです。
【可変費用】+【固定費用】=【コスト(費用)】
ということですね。
【可変費用】とは人件費や仕入れ費など大きく変動する費用のことです。
【固定費用】とはネットビジネスで言えばサーバー代やドメイン代などのことです。
これらを合わせて「費用(=コスト)」といいます。
計算方法の概要
一応、計算方法の概要としてご紹介しておきますが、なんとなくで大丈夫です。あなたがこういったことに、興味があるのであればより深く調べていくといいですが、
ちょっとした雑学としてであれば、今回の話を覚えておくだけで十分です。
これから出てくる用語としては、
コスト=費用
限界費用(MC)
可変費用(AC)
平均可変費用(AVC)
などがあります。ちょっと頭が痛くなるような用語ですよね。
簡単に説明していきます。
黒字か赤字かを決める損益分岐点
まずは費用を微分して限界費用(MC)というものを出します。上記のグラフの限界費用(MC)という線と可変費用(AC)という線をみてください。
交わるところが「損益分岐点」となります。
赤い矢印が上下に伸びていますが、上の領域が「黒字」、下の領域が「赤字」ですね。
つまり、「損益分岐点」とは利益の基準点だということです。
操業か撤退かを決める操業停止点
次に操業停止点ですが、先の「利益の基準点」に対して、今度は「操業の基準点」というものです。
操業停止点を上回る=操業
操業停止点を下回る=撤退
ということです。
もう一度先ほどのグラフを見てください。
今度は限界費用(MC)と平均可変費用(AVC)が交わるところを見てください。
ここが「操業停止点」となります。
紫の矢印が上下に伸びていますが、上の領域内であれば「操業」
下の領域に入ると「撤退」したほうがいいということです。
ここで理解してもらいたいのは、赤字になっても撤退はしないということです。
撤退かどうかを決めるのは「赤字」かどうかではなく、
操業停止点を下回わるかどうかということですね。
損益分岐点に関しては言葉としてネットビジネスでも使われますので、
上回ると黒字、下回ると赤字だと、それだけ覚えておきましょう。
今回は色々とややこしい話をしましたが、損益分岐点というものがあって、
それを上回ると黒字、下回ると赤字だということだけ理解しておけば大丈夫ですし、
赤字=撤退ではないということも合わせて理解していただければ十分ですね。
他はとりあえず雑学と捉えていただいて大丈夫です。
では最後までありがとうございました。
nova