どうも、n o v a です。

前回に引き続き、割引せずにものを売る方法についてお話ししていきます。

(前回の話はこちら)
値崩れする業界で生き残るためにはこうすればいい

前回は参入者が増えることで、多くの人が焦り
安直に割引することで売り上げや仕事を確保しようとする。


そしてそれがが、業界や商品を成長期に向かわせるという話をしました。


ものを売るためには2つの方法があって、
その一つを知ることが、割引せずにものを売ることにつながる
という話をしましたので早速続きを話していきますね。


ものを売る2つの方法

ものを売るには2つの方法があります。

1・支払う金額を安くする(割引)
2・商品とサービスの価値を高くする


割引はそのままです、
誰でも思いつく安直な方法です。


価値というものには2つあって、
それは、絶対的な価値とお客さんが感じる価値です。


絶対的な価値というのは
値段がついていれば「その値段」がそれにあたります。


これは100円という値札がついていれば、
そこには100円という絶対的な価値が存在するということですが、

ここでは、値段というものの相対性については考慮しないで話していきます。
(つまり価格そのものが絶対的な基準を持たないという金融市場的な意味)

話がややこしくなるので。


もう一つがあなた自身や顧客が感じる価値です。


これはその人の頭の中に存在する価値です。


頭の中に存在する価値

例えば、おばあちゃんの形見の指輪があるとします。


質屋に持っていったら、
3000円の値段がついたとしたら、
その指輪の価格としての絶対的な価値は
3000円ですよね。


でもあなたにとっての価値は決して3000円などではないでしょう。


でもそれはあなたの「頭の中にある価値」です。


僕は22歳の頃に「リディアン・クロマチック・コンセプト」という
音楽のコンセプトに関する書籍を1万2000円払って購入しましたが、
20歳の僕にとっては結構な出費でした。


また、20世紀現代音楽に関する絶版本や、
19世紀のギター製作家の研究書籍なども
1万〜2万払って購入しています。


単純に金額以上の価値を感じているからこそ
この値段を払っても惜しくないと感じていたのですが、
これも僕の頭の中でのその本に対する価値が高かったからです。


また100万以上のギターを2本所有していますが、
それも仕事するだけであればむしろ必要ないんです。


しかもそのギターはどちらもその値段で買う人は多くないと思いますが、
僕の中では値段がつかないくらいの価値があります。


軽自動車くらい簡単に買える金額を
木の板に弦が6っ本貼ってあるだけのものに使うんですから
ものの値段だけでは成り立たないことは明白です。


頭の中の価値を高めていく方法

なるほど、ものが売れるということは、

絶対的な価値と、もう一つ顧客の頭の中の価値によって決まると。


でもどうやって頭の中の価値を高めていくのか?

最初にこう言ったのを覚えてますでしょうか?


ものを売るための2つの方法とは一つは支払う金額を安くすること、
もう一つがまたは商品とサービスの価値を高くすることだと。


商品とサービスの価値を高くするとは、
つまりお客さんの頭の中にある価値を
商品やサービスによって高めていけばいいということです。


次回はどうすれば商品やサービスによって
お客さんの頭の中にある価値を高めることができるのか
ということについて具体的な話をしていきます。


次回予告・・・
「第1回」セールス不要!お客さんの頭の中の価値を高める具体的な6つの方法