どうも、n o v a です。

今回は利益はどの程度取れば良いのかというお話をしていきます。

自分でビジネスを始めて意外と迷うのが価格を幾らにするのかということだと思います。

業界の相場があるとして、その価格よりも少し上を狙うのか、
あるいは、少し安くするのかということですが、

多くの方が

「最初のうちは、まだ経験も浅いしこのくらいの値段かな?」

「相場がこの程度だから、うちは品質も悪くないしもっと安くしたらお客さん来るかな?」


といった感じで業界の相場よりも少し安めに設定することが多いとおもいます。


ビジネスに慣れていない人ほど、
お金を直接いただくということに多少の後ろめたさを感じるといいます。


「なんか申し訳ない気がして・・」


そのようにおっしゃる方もいたり、
でも出されている商品はきちんとした品質のものなのですから
何も後ろめたさなんかは感じることはないのですが、

直接人からお金をいただくことに慣れていない人で
何かしらの後ろめたさを覚える人は多いわけです。


そういうこともあり、
値段をつける時に低めに設定してしまうことがあるのですが
これに関しては十分注意する必要が有ります。


粗利を見誤ると利益がとれなくなる

あるネイル業界の社長さんから
この粗利を見誤ってしまったというお話を直接お聞きしたことがあります。


実際に様々な雑誌に取り上げられるくらいに
知名度の高い商品になっていたのですが、
売っても売っても利益が取れなかったとのことです。


何故かといえば、
最初の段階での粗利を見誤ってしまったからとのこと。


もちろんビジネスでやるのですから
採算が合うように設定したはずなのですよね。


でもベテランの社長さんでもこのようなことがあるんですね。


実際にこの社長さん、とても優しいお人柄なんです。笑


実際には難しくても、頑張って粗利8割は目指しておいたほうがいいです。


最初の頃は特にも、ギリギリ成り立つ粗利だと思っていても
実際にはうまくいかないことも多いからです。


なぜか?


その粗利を見込んだ数字の中に
実は不明瞭な数値が隠されていることが多いからなんです。


数字に騙される初心者

不明瞭な数値が初心者にとっては危ないという理由を
アフィリエイトを例にとって説明していきます。


アフィリエイトの場合は値段を自分で決めるわけではないのですが、
ネットビジネス参入当初だと、数字に騙されてしまうということがよくあります。


どういうことかといえば、


僕がアフィリエイトを知った最初の頃に購入した商材にはこう書いてあったんです。

まずは3週間でブログを立ち上げて、
メルマガを発行し、そして記事を書いていった後、、

リストを集め、日々のメール配信である程度の信頼関係を築けたなら、
早ければ4週目には本格的な「アフィリエイト」を開始し始めます。

つまり、早ければこの段階で既に報酬を手にしていく流れが出来上がるという事です。


仮に第2週目から1日1時間でもブログ集客作業を行い続けていれば、
どんなニッチなジャンルをテーマに扱っていても、
一日数十アクセス程度は集められるようになっているはずです。


それが例え一日10アクセス程度でも、
そこから10%ほどのオプトイン率(メルマガへの登録率)があれば、
毎日1リストは手にしていく事が出来る計算になります。


そこに第3週から作成していった教育の為のメールマガジンを
ステップメール化して自動配信していく流れを作っておけば、
オプトインされたメールアドレスには自動的にそのメールが配信され、
リスト収集からその教育と信頼関係の構築の流れを自動化していく事が出来ます。


そうして教育していったリストに対してのアフィリエイト活動で、
10リストほどに対して1件の成約を取れるくらいの反応を取れれば、
10日間で集めたリストに対して1件の成約は取れていく流れが出来上がります。


そのアフィリエイト報酬が仮に1万円であったなら、
ブログへのアクセス数とそこからのリスト収集率に応じて、
10リストにつき1万円ほどの報酬を手にしていく流れが出来上がるという事です。


このように書かれていたのですね。


当時の僕はこれを読んで、


「おお!そうなのか!」

確かにそれならたった10リストでも1万円だし、
自分でもいけそうだぞと。


アクセスにたいしてのオプトイン率=10%


ということは、1日1000アクセスあるサイトであれば
毎日100リスト集まって、1ヶ月で3000オプトインリスト!!


10ヶ月で30000オプトインリスト!
成約率も10%だから、メルマガ自動化で3000万円達成!


まぁ、現実にここまではいかないまでも、
これなら100万程度であれば俺でもいけそうだ!


って思ってしまいました。笑


でも実際にネットビジネスをやっている人はわかると思いますが、
ここには数字のマジックがあるんです。


もちろん嘘とか、詐欺とかではないのですが、
ちょっと時代錯誤な感じが出ているんですね。


まずアフィリエイトの自動化で10%の成約率は初心者では難しいこともさておき、
(ただしコピーライティングに長けた人がプロモーションを行うとすれば
成約率10%程度は決して高い数字ではありません)

それ以前に、構築して4週目のサイトでこのオプトイン率って
以前ならともかく、現在はちょっと厳しいわけです。


実際に今の圧倒的なコンテンツと圧倒的な質を伴ったサイトも
増えてきているこの時代に構築して4週程度のサイトを見て
そこでメルマガ登録してみようと思いますか?


少なくともこの時点でのオプトイン率10%は
結構難しいですよね。


この話における作業の流れは王道ですし、
説明していることは勿論そのままなのですが、
ただし数字がすでに化石時代の数字になっているんですね。


これも最初の頃は中々分からないです。


店舗ビジネスに戻して考えるとすれば、
ダイレクトメールに対しての成約率や反応率の数字も同様です。


この数字に基づいて粗利を決定すると、
思わぬことが起きてしまい、でも今更値上げは難しいという。


そんなことにならないように、きちんと粗利8割は目指していきたいところです。


さて次回は引き続き、安売りしなくても売る方法ということで
お話をしていきますので、次回もお楽しみに。